ラフロイグ
アイラの荒波が育む個性あふれる香りと味わい。
英国王室の御用達の蒸留所
ブランドストーリー
ラフロイグはスモーキー・アイラの象徴でありつづけています。
薬品を想わせるヨード様の独特な香りに、味わいはオイリーで濃厚、やや塩っぽくてドライな後味といった強烈な個性があります。
ラフロイグ蒸留所の創設は1815年。創業者のドラルド・ジョンストンは、優れた蒸留業者の家系に生まれ、弟と共に、アイラ島で蒸留を開始しました。
この頃のウイスキーづくりは密造の全盛期。人目のつかない岩影でピートのきいたモルトを醸し、小さな蒸留器で蒸留し、座礁の危険を顧みず小舟で英国本土まで密輸していました。そのモルトは、霧の孤島を想わせる甘美なスモーキーフレーバーの故に人気だったといいます。
ラフロイグはスモーキー・アイラの象徴として“アイラモルトの王”と呼ばれ、世界で最も愛されているアイラモルトです。
ウイスキーづくり
二重蒸留用の銅製蒸留器が7つあります。最初の蒸留は、3つの大きなポットスチルで行われ、2回目の蒸留は4つの小型ポットスチルで行われます。
最初の蒸留では、アルコール度数35%のスピリッツが生成されます。スチルとコンデンサーユニットをつなぐラインアームは、天井まで届いています。この高さとゆっくりとした蒸留速度が相まって、クリアなスピリッツが生まれます。これにより、ラフロイグのライトボディを保つことができ、他の蒸留所では4、5軒しかこの方法で行っていません。
2回目の蒸留は、ミドルカットを行うときです。これにより、スピリットの甘さが薄れ、よりタール、ハーブ、ピートの香りが保たれます。
ウイスキーは63.5%に蒸留されオーク樽で熟成されます。海岸沿いに位置する貯蔵庫は、海の空気の影響を強く受けています。
海由来の塩味のある味わいに加え、オーク樽はキャラメル、バニラ、フルーツ、スパイス、さらにはタバコや革の風味を与えます。